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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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遠い未来、ヒトが骨・魂・肉に分かたれた世界。骨は宝石となり仲間を守るため戦う、という漫画。著、市川春子。講談社アフタヌーンKC発行。


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 「私はおととい生まれたばかりである」で始まる、赤ちゃん視点で訴える育児の指南書。著、松田道雄。岩波新書発行。

 「私」は生まれたばかりのときから、色々考える。うるさいなぁ、とか、団地はどうも風通しが悪くていけない、とか、ママはもっと安心していい、とか。それがかなり面白く、あっという間に読み終わってしまった。
 一人称小説の体裁だがストーリーはたいしてなく、著者が小児科医だそうで、主に色んな病気や症状について「本当はこうして欲しいんだよ」っていう内容が多い。「私」のママは大体、血相変えて病院にかかりに行くが、病院はお母さんを安心させるところだけど、やたらに注射を打つのは良くないと言っている。赤ちゃんの立場に立とうよ、ってことらしい。
 見開き2ページの小話がたくさん続いているから、中断も楽。でも読みやすいのでサクッと進んじゃうけど。
 ただ、1960年に発行された本なので、色んな事情が時代遅れの感は否めない。しかしそれでも、「赤ちゃんの立場に」という訴えは十分通用すると思う。
 私は赤ちゃん生まれてからそろそろ4ヶ月が経ってしまうが、妊娠中に読むことをお勧めしたい。
 菌が肉眼で見えるという特殊能力を持つ主人公・沢木直保の、農大ライフ漫画。著、石川雅之。講談社イブニング発行。

 珍しく買ったわけじゃなく、借りて読みました。というか、旦那が借りてきて家にあったので、つい開いてみたら面白くてノンストップ。
 菌がかわいいです。沢木の目に映る菌たちはデフォルメキャラで、わやわやとしゃべってます。集団で相談したり、沢木に文句言ったり。この光景、何かを思い出しそうになるのだけども分かりません。私は何に重ねているのだろう…フチコマ(@攻殻機動隊)の相談シーンかな?
 大学のゼミに1年の内から出入りしてたり、人間外がしゃべったり、牛の直腸検査してみたり、微妙に「動物のお医者さん」を彷彿とします。教授や先輩も個性的だしね。あと、悪っぽい先輩2人が「稲中卓球部」を思い出します。かぶってるのはたぶん、川浜と田中の風貌だけでしょうけども。

 それにしても驚いたのは、ゴスロリ妹の正体です。沢木のことを前から知っている風なことをほのめかした時点でピンと来ましたが、いやそれにしてもしかし…。いい加減に俗物な私からすると、萌え萌えくるわけですが(笑)。
 沢木と蛍はもちろんのこと、武藤と及川とか、長谷川と及川とか、私の俗物ポイントをくすぐるシーンが意外と多くて脳ミソがゆだりそうです。

 続き出たらどうしよう。読みたいけど、1巻から買うのもためらわれる(苦笑)。すでに読んじゃっただけに。
 父を探す少年・ゴンと様々なハンターたちを描く冒険漫画。著、富樫義博。集英社ジャンプコミックス発行。

 いや今更ですが、24巻出ましたね。富樫義博は漫画描き続けて欲しい作家のうちの1人なので、非常に嬉しかったです。…不安も多い人だけど。
 「幽☆遊☆白書」の頃から好きでしたが特に好きになったのは終盤からで、「レベルE」で私の中の富樫義博の地位が不動のものになったという感じでしょうか。戦略、ロジックの妙が素晴らしいです。どんでん返される瞬間が、もう、言い様のないほどの愉しみというか、愉悦?恍惚?を与えてくれる。
 順調に連載してくれたら、文句ないのですが。

 本巻で特筆すべきは、あの意外なカップリングじゃないでしょうか。コムギちゃんがもう可愛くて可愛くて…。ノブさんの健闘もぐっと来たし、パームの行方も気になりますが、それらが吹き飛ぶくらいあの2人が良いです。
 当然、私的名台詞は「貴様は余の大事な客だ」。
 名シーンは、名を尋ねるところ(誰が誰に、とは言わない・笑)。
 …身悶えしそうだ(笑)。
 大剣を担いだ黒剣士ガッツが妖魔と闘う、重厚な中世ファンタジー漫画。著、三浦建太郎。白泉社JETSコミックス発行。

 とにかく画力がすごいと思う。煽り文句に「圧倒的な画力!」みたいなことが書かれていたが、まさにその通り。白いページは効果上のものしかない。
 あと、ファンタジーと書きましたがドラゴンが闊歩しているわけではなく、基本は中世で実は妖精もいるんだよ~という隠れファンタジー(?)です。なので騎士や王国が沢山出てくるんですが、中世の時代考証がすごい。武器、鎧、平民の衣服、村の様子、政治がどうたら、など。そもそも自分に知識がないので合っているのかどうかは知らないのだが、魔女狩りとか、教会とか、まぁいいやとにかく細かいです。

 本巻はクシャーン大帝と闘ったり、鷹の団がようやっとババーンと出てきたり、緊張感高いです。まぁベルセルクってかなりのハイテンションをずっと維持し続けるという、どうしてそんなことが出来るのか分からない作品ですが。緩急ついてるんじゃなくって急ばっかり(笑)。
 ゾッドとガッツがいい感じ。ゾッド好き好き。敵だけど、強くて義理に厚いキャラっていいよね。
 あとファルネーゼ様が割りと好き。セルピコとの主従兄妹な関係も好き。意外と良いキャラだったロデリックと幸せになって欲しいなーと思う…が、無理じゃないかなぁ。
 勝気でショートカットなキャスカが好きだったので~。元に戻って欲しいです。

 ところでグリフィスって王国を手に入れたいだけなんかな? それだったら、彼が王様になっても損はない気がする。むしろ強い軍隊(なにしろ妖魔)を持っているんだから、王国にとっては良いことな気がする。支配したあと、国民を蹂躙するとかしなさそうだし、なんて思った。んー?
 この本の詳細は、前巻参照。
 しかし38巻が飛んでいるので、前々巻でございます。

 この人、絵上手いなぁ。少年漫画はキャラの描き分けがちゃんと出来ている人多いけど、この人の描き分けは特に好きだ。重吾とか、よくあるキャラっぽいのに、見て区別が付く。いいねぇ。
 そういえば、微妙にゴールが見えないのに、それが気にならないのも特徴の一つかもしれない。思い返してみれば、面白くて熱中する漫画ってその傾向があるかも、と今思った。あるいは、明確な目的がはっきりしているか。
 まぁナルトの目的(目標)は、はっきりしているんですけどね。今まではサスケが動いていなかったせいもあって遠い目標のようでしたが、段々と両者が近付いてる感じです。
 そしてカブト再登場! この人、好きではないがなんとなく気になる。今後の動向が気になるぅ。私的にこの巻で最も印象に残ったシーンが、カブトが眼鏡を取って振り向くと…!?ってところになるくらいには好きなのかもしれない。
 そして! ヒナタ再登場! 私、この子好きです~。おそらく風花(@ペルソナ3)が好きなのと同じでしょう。きっと好みのタイプなんですね。ナルトのアニメは見てませんが、ヒナタに声あてるんなら風花の声の人が似合うと思うな~。
 名前からして分かるように、クトゥルー神話小説群に属する怪奇小説。著、ロバート・ブロック。創元推理文庫、発行。

 電車の中で読む本を出掛けに選んだ結果、引越後に適当に詰め込んだ本棚の、一番手前にあった小説を引き抜いた。それがこれだった。しかし、読み始めると面白くて、電車を乗り過ごす危機もあった。
 私はおそらく、怪奇小説が一番好きだ。本書の紹介にも「ホラー」と銘打ってあるが、この小説はホラーというより怪奇だと思う。ただひたすらに恐怖が強いものは好きじゃない。怖いから(笑)。推理小説のように謎だらけなのも、それなり好きだが一番好きなわけではない。読んでて疲れるから(笑)。
 日本の作家で怪奇っていうと、江戸川乱歩とか代表的だと思う。ホラーっぽい不気味な雰囲気を持たせ、ラストに意外性を持ってくるというタイプ。これがものすごく好きなせいで、私の最も愛する小説家は小林泰三ということになっているんであろう。

 一度声を聞いた相手はすぐ分かり、七色の声を使い分ける少女・ニコと熱いオタク・ロボがスパイとなって事件を解決するってゆー漫画。著、黒田硫黄。小学館ビッグコミックスIKKI発行。

 今ドラマでやっているあれです。ドラマを見て気になって、原作を買ってみたのですが、期待以上でも以下でもない感じでした。とりあえず、損はしてないかな。
 ドラマほど熱くも人間ドラマ臭くもないですね。ニコはもっと大人っぽく、そして子供っぽい。無邪気にスパイを楽しんでいたけれど、それによって人を不幸にするかもしれないことに気付いたとき、葛藤して悩む。ドラマだと女優さんのイメージもあるせいか、ニコがだいぶ毒気ないですが、もっと大人で小悪魔です。
 そしてロボは、ドラマの方がよく描写されてると思う。しかしニコと違って路線は一緒。漫画だと、あくまでニコのお供ですが、ドラマだとしっかりダブル主役っぽく見えますからね。
 絵は、上手いんだけど、好き嫌いあるかも? 筆ペンだかで書いていて、仕上げがやや雑なので。しかしひょっとした瞬間のニコの顔が、エラく色っぽいのが好きです。
 この本の詳細は、前巻参照。

 いよいよ、「悪夢」まで来ました…。
 この巻は、主にノエル以外のキャラクターに焦点を当てたストーリーでした。エイプリルの過去、トランの現在、クリスの未来。それぞれが、自分の信念を持って道を選択してゆく。その中で、ノエルの出生の秘密も少しづつ明らかに。
 あぁもう言葉もありません。とりあえず、トランが格好良過ぎです。ノエルの(プレイヤーさんの)呆然とした台詞がとてもリアリティがあり。
 早くー、早く続きを出してぇ~~~。

 関係ないんですが、先日ROで「トラン=セプター」とおっしゃる名前の人をお見かけしました!(この名前は正確に同じじゃないです、念の為)。ギルドは残念ながら「ダイナバストカバル」ではなかったですが、職位はちゃんと「極東支部長」! うおぉ! 「大首領バンザイ!」とタイプしている間に、ポタに乗ってお消えあそばされました…。くぅ、叫びたかったっ。
もくじ
[本]
  (2024/05/05)
本  (2016/09/27)
本  (2009/09/11)
本  (2007/12/20)
本  (2007/12/09)
本  (2007/12/03)
本  (2007/08/07)
本  (2007/07/29)
本  (2007/05/11)
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