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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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掲題のようなことをしたので、記録しておきます。ただし私がやったことを書き連ねただけなので、ピンポイントにこの情報が必要な人はいないと思いますが、まぁ自分の備忘録として。



目的と経緯

目的は、自宅でUbuntuをいじって遊べるマシンを、手早く用意することです。近々新しいノートPCも欲しいと思っているので、その予行演習も兼ねてやってみました。


先日、ちょっとした切っ掛けでノートPCにVM(Virtual Machine、コンピュータ上に仮想のコンピュータを構築すること。って書いてはみたけど、知らない人はこんなところ読んでないよね)をインストールして、Ubuntu環境を構築してみた。仕事ではLinuxサーバにsshして作業することはよくあったし、Unix系は大学の頃から馴染みがあったので非常に楽しかった。奇しくも、その直後に業務でUbuntu環境のインストールをやったりして、ちょうど仕事にも役に立った。なので、もっと色々やりたくなった。

で、VMだとWindowsと同時に起動が出来て便利ではあったんだけど、遅い。とにかく遅い。元々持っていたノートPCは6年前のものなので、パワーもあまりなかったんだろう(後述するがそうでもなかった)。タイプしても表示にラグがあることもあるし、Deleteを何回か連打したら5秒後にドババッと消えることもあった。これでは非常にストレスなので、色々やる気も失せてしまう。

ただPCが古かったし、今後持って出ることも多くなると思ったので、新しいPCが欲しいな~と考えた。なので、新PCを調達してからそっちに色々しても良かったんだけど、環境構築なんて数こなして損になるもんでもないし、むしろ何事も経験の多い方がいいに決まってるし、新PCの選定に時間がかかってたら快適なUbuntu環境を手に入れるのがどんどん遅くなるし。なので、マシンが(物理的に)重いのは承知の上で、とりあえずデュアルブート化をやってみました。

現状

この項は、Ubuntuインストールとはあんまり関係がない。むしろ、新PCを選定するにあたっての比較条件として書いてみた。


  • マシン:2011年製のVAIO。これ→ソニー Eシリーズ
  • CPU:Intel Core i3 M 380 2.53GHz。CPUは詳しくないのだけど、そんなに悪くない?
  • メモリ:4GB
  • モニタ:15.5型、解像度 1366×768
  • HDD:500GB。内、使用中は170GB。
  • OS:Windows7。Win10へのアップデートをし損ねた。
  • バッテリ:満充電で49%、20分使っただけで21%になる(28%消費する)というヘタレっぷり。

購入当時(2011年3月)、最新のVAIOだった。そこそこ値が張った。何故なら、ノートを買おうとした理由は仕事で使いたかったからである。開発環境など入れることを考えて、メモリは選択できる最大のものを選んだ。

で、何故自前のPCで仕事?っていうと、東日本大震災があったからだ。計画停電によりいつ電車が止まるか分からず、出社もままならない。この時、懸命な客先は「向こう1ヶ月は自宅作業とする、無期限延長あり」との通達を出した。でも仕事の締め切りは伸びない。一度だけ、データを取りに行くための入館が許されて、チーム3人分の作業データをかき集めてサーバにアップロードしたのは良い思い出だ…。で、それを受けて我社は「電車が動いてたら本社に来て、来れなかったら自宅でやって」ということになり、ノートPC買って持ち歩くか!という結論になったのである。ちなみにこの時、長男1歳。保育園に「自宅作業になりまして」って言ったら「預かれない」とか言われてまた色々ありました、うーん著しく余談。

幸い、自宅作業は2週間くらいで前倒し解除となりましたけどね。

ちなみに、このVAIOの一番気に入った点は、専用のキーボードカバーが製造されていたことです。私、キーボードの隙間に入るゴミが大嫌いなんですよ。でもこのVAIO、キーの形にピッタリ合うように作られたカバーが付いていたのである。専用なので、タイプしたときにガバガバしないのです!とてもいい。

もう一つ余談。OSは、Windows10への無償アップグレード期間にPCを起動することがなく、うっかりアップデートし損ねてしまったので諦めていました。そもそも、新しいノートPC欲しいし。ですが調べてみたら、Windows10の新規インストールは出来ないけど、無償アップグレードは出来たっていう報告もあるみたいですね(2016年10月の記事)。今(2017年2月)は無理かもしれませんが、あとでトライしてみようかな。

そうそう、持ち歩くに当たって一番厳しいのは、バッテリの劣化具合だと思った。1時間なんて程遠く、30分持つかどうか。これでは外で使うのは難しい。

手順

  1. バックアップ
  2. パーティションを縮小する
  3. ISOイメージをUSBメモリに焼き込み
  4. Ubuntuのインストール

バックアップ

メーカーのPCなので、当然HDDを丸々使ってWindowsが入っている(リカバリ用パーティション以外)。これをデュアルブートにするには、まずパーティションを切らなければいけない。HDDをいじることになるので、バックアップをした。

今までもバックアップは何度もしているが、その度にバックアップ先(外付けHD)に作られたフォルダのタイムスタンプが、バックアップした日付になってしまうのが嫌だった。Unixなら cp -a とか -p とか出来るのに。と思ってダメ元で調べてみたら、Windowsにもありました!しかも標準(WindowsVista以降)で!知らなかった!

以下で出来ます。

> robocopy src_dir dst_dir * /DCOPY:T

一番参考にさせていただいたサイト→タイムスタンプも含めてコピーする


パーティションを縮小する

Ubuntu用のパーティション領域を確保するため、現行のWindowsがインストールされているパーティションを縮小しました。ただ、いきなりパーティションを縮小しようとしても大した領域が取れないので、デフラグ→弊害になっているファイルの解放、を繰り返しました。


とりあえず、デフラグ。昔のカラーバーコードのデフラグ画面が好きだったんですけど、今は眺めててもつまらないですね。数分~10分程度かかるので、その間は家事をしたりしてPC放置。

初回のパーティション縮小(「スタート→すべてのプログラム→管理ツール→コンピュータの管理」で起動したアプリで「記憶域→ディスクの管理」を選択し、対象パーティション(ボリュームと表記されている)を右クリック→「ボリュームの縮小」を選択)では、6GB確保できるよ!と言われました。6G…いくらUbuntuが軽いOSって言われてても、さすがに無理だろう。HDDが500GBなので、Windows 250GB / Ubuntu 200GB くらいにしたい。

デフラグのイベントログ(同「コンピュータの管理」アプリで、「システムツール→イベントビューアー→Windowsログ→アプリケーション」を選択し、ソース「Defrag」イベントID「259」)を確認すると、以下のファイルが邪魔とのこと。

\ProgramData\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows\Projects\SystemIndex\Indexer\CiFiles\00010007.wid

調べてみたら、Windows Search というサービスが使用しているファイルと分かった。これは検索結果などのインデックスを作成するサービスのようなので、削除しても問題なさそう。「スタート→すべてのプログラム→管理ツール→サービス」を起動して、Windows Service を停止。ファイルを手動で削除して「ごみ箱を空にする」(Shift+Deleteキーでもいいんだけど、念の為)。

もっかい「ボリュームの縮小」。19GBくらいに増えたが、今度は以下ファイルが邪魔とのこと。

\Windows\Temp\TTi_Download.exe

トレンドマイクロの診断ツールみたい?どのみちTempフォルダに入っているものなので、手動削除、ごみ空。

更に「ボリュームの縮小」。100GBくらいに増えた。ちょっと迷うが、目標の200GBくらいまでは行きたい。今度は以下ファイルが邪魔。

\Users\xxx\AppData\Local\Microsoft\IME14\IMEJP\Cache\imjp14cache.dat

これもcacheなので、消してもいいんじゃないかなー。と、軽く考えて削除しようとしたら、別アプリに握られているとのことで拒否された。調べたところ、MS IME 2010 が使っているファイルだそうなので、「IME右クリック→設定」から「全般→インストールされているサービス」で「追加」ボタン押下。「日本語→キーボード→Microsoft IME」にチェックを入れて「OK」。同「全般→既定の言語」から追加した「Microsoft IME」を選択して「OK」。マシン再起動、上述のファイルを手動削除、ごみ空。

四度目の正直で、「ボリュームの縮小」。おー、195GB!この辺で手を打とう。というわけで、「縮小」を実行しました。

その後、念の為Windows7が正常起動するか確認、問題なし。Windows Search のサービスと、IMEを元に戻して終了です。


ちなみに、私が初めて使ったMicrosoftのOSはWindowsNTだったのですが、この頃はパーティションを変更しようとしたら特別なソフトが必要だった。そうでなければ、BIOS画面からOS再インストール覚悟でパーティションの切り直し・再フォーマットしなければいけなかった。今は標準のツールで出来るようになったので、最近は本当に便利ですね(年寄りの独り言)。

ISOイメージをUSBメモリに焼き込み

PCにDVDドライブは付いているのですが、今ってバックアップには外付けHDD、データ受け渡しにはUSBメモリを使ってしまうので、空のDVDディスクなんて持ってない。わざわざ買いに行くのも面倒だったので、USBメモリに焼き込むことにした。

こちらのサイトを参考にさせていただきました→UbuntuをUSBメモリからインストール | Linuxサーバより愛を込めて。


特に問題なく終了。

Ubuntuのインストール

さて、やっとここまで来ました。

まず、マシン再起動。「VAIO」ロゴが出ている間にF2を押して、BIOSを起動。「Boot」のタブで1stにExternal Deviceを選択。

先程のUSBメモリを刺して、マシン再起動。Ubuntuのインストーラが起動します。

あとは省略。

無事インストール後、再起動したら、起動するOSの選択画面が表示されました!バンザイ。

今後やりたいこと

以上、所要時間はしめて2時間くらいかな。パーティションの切り直しに時間がかかりました。でもこうやってPCをゴソゴソいじってるの楽しい。

というわけで今後、このUbuntuで何をしたいのかを宣言して終わりにしようと思います。


言語の勉強
Python, Ruby, Scala, Erlang, Go など。気になるやつは片っ端に行きたい。
深層学習
何か作りたい。

というわけで、本記事はUbuntuから投稿しております。使い始めて色々思ったことがあるので、まとまったらまた書きたいです。

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