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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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 「私はおととい生まれたばかりである」で始まる、赤ちゃん視点で訴える育児の指南書。著、松田道雄。岩波新書発行。

 「私」は生まれたばかりのときから、色々考える。うるさいなぁ、とか、団地はどうも風通しが悪くていけない、とか、ママはもっと安心していい、とか。それがかなり面白く、あっという間に読み終わってしまった。
 一人称小説の体裁だがストーリーはたいしてなく、著者が小児科医だそうで、主に色んな病気や症状について「本当はこうして欲しいんだよ」っていう内容が多い。「私」のママは大体、血相変えて病院にかかりに行くが、病院はお母さんを安心させるところだけど、やたらに注射を打つのは良くないと言っている。赤ちゃんの立場に立とうよ、ってことらしい。
 見開き2ページの小話がたくさん続いているから、中断も楽。でも読みやすいのでサクッと進んじゃうけど。
 ただ、1960年に発行された本なので、色んな事情が時代遅れの感は否めない。しかしそれでも、「赤ちゃんの立場に」という訴えは十分通用すると思う。
 私は赤ちゃん生まれてからそろそろ4ヶ月が経ってしまうが、妊娠中に読むことをお勧めしたい。
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本  (2009/09/11)
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