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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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今朝、駅の階段で、私の前を2,3歳くらいの子供とそのお母さんが「いち、に」と言いながら手を繋いで降りていた。降りきったところでお母さんが「よく出来たね~」と褒めていて、とても微笑ましかった。

ただこのくらいの歳に比べてしまうと、小学生は大変だなぁと思う。



私の長男は今、小学校1年生である。「子供が小学生になったら大変でしょ」と言われることがあるが、まったくその通りだ。ただ、子供が保育園に通っていた頃、大変だろうなぁという危機感は感じていなかった。正直、想像できていなかったし、どうにかなるだろうと楽観的に考えていたのもある。

長男が小学校に入って半年ほどが経った今、駅ですれ違った親子を見かけて、小学生の何が大変なのか不意に腑に落ちた。そりゃ、宿題があったり、懇談会等で学校に呼ばれることが多かったり、PTA役員をやらされたりなど物理的・時間的に大変なのも勿論ある。しかし、何より、褒められる機会が激減してしまった子供をケアしてあげなければいけないこと。これだと思った。


ケアして「あげなければ」という表現をすると、義務感から無理矢理やっている感があるが、そういう意図はない。保育園の頃だって何かにつけ褒めるように心がけていたし、それは今も変わらない。でも、多分今は、「何かにつけ」ではなく「積極的に探して」褒めなければいけない気がする。

幼児の頃はなんでも、出来るようになれば褒められた。例えそれが他の子より遅くても、その子が出来るようになった時点で「よく出来たね~」と褒められる。しかし、小学校に上がると突然、全員共通のゴールを定められて「ここまで来てね」と言われる。ただ、その時点でのスタートラインは全員同じではなく、子供によって様々だ。まだ字が読めない子、上り棒が出来ない子、絵が下手な子…。そんな中、スタートラインが遠くにある子は、常に注意され続ける。怒られたら誰だってモチベーションが下がる。やる気が落ちてしまえば、ゴールは尚遠のく。悪循環だ。

だから家庭で、やる気向上に心を砕く必要があると思う。

じゃあ教師が褒めたらいいじゃない、とは考えていない。保育士とは職務が違うからだ。先日、小学校の担任の先生と二者面談があったのだが、親身に、子供それぞれのことを考えてくれている印象を受けた。だから少なくとも私は、学校や担任に落ち度がなくても、子供のやる気は下がる可能性があって、それをフォローするのは、子供一人一人の「保護」者であるところの親の役目かなぁ、と思っている。


自慢だが、長男は歩くのが他の子より早かった。オムツが外れるのも早かった。おねしょなんて7年生きていて1回しかしたことがない。数字を覚えるのも早かった。年長の頃には百まで数えていた。今では6桁の数字(何十何万何千何百何十何)だって読める。記憶力もいい。絵本の内容を覚えて、抑揚をつけて上手に朗読できる。読めない漢字があっても、前後のひらがなから読み方を類推できている。

でも、字は下手クソ。自分から言い出すことが出来ないので、困ったことがあってもアクションせずにやり過ごす。自分で考えるのが苦手で、図工で「好きな虫の絵を描いて」と言われてもどの虫を描いたらいいか決められない。指示がなかったことに対して適当な判断ができず、「分からない」と泣く。高いところが苦手で雲梯に登れない。

長所なんて誰でもたくさんあるのに、少しの短所だけで委縮してしまうのはもったいない。褒めることでやる気を上げてあげるのに加えて、苦手なところがあったら、先回りして練習したりヒントを出してあげたらいいんだと思う。

(しかし、この「先回り」は、親が共働きだとはっきり言って厳しい。これはまた別途)


ちなみに、子供の頃は女の子の方が大人びている(=スタートラインがゴールに近い)ので、女児の親御さんは上記のようなことで悩むことは少ないかもしれない。

余談だが、自分が小学校の頃を思い返して苦手だったと覚えているのは、習字(字が下手クソ。だから長男のことを怒れない。いや怒る必要はないのだが)、図工(長男と同じ。模写や決まった図案を描くのは得意なのだが、自由に描けと言われると悩んでしまって放課後によく居残りさせられた。一方、自由に作文を書け、は得意だった)、体育(ホント長男と同じ。足が遅い。逆上がりが出来ない。高い所が怖い。跳び箱が飛べない。担任の男性教師に「尻が重いからだ」とか言われたのを覚えているが、今思えばあれはセクハラじゃないんか・笑。女児にセクハラはないのかな)。いやー書き出してみると長男そっくりだわぁ。そんな私もなんだかんだで泣きべそしながら乗り越えてきたので、長男君にも頑張って欲しいところである。

ママも一緒に考えるから、がんばれ。

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