忍者ブログ

Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

時間がないんですよ! でも私の脳内では、日々文章をこねくり回しているのであります。よって、これを出力するデバイスが出来たらいいなと考えた。



まず、人間が他者に対して情報を伝達する手段について考えてみる。

第一に動物は、音波によって情報を伝達する手段を多くの種において獲得していると思う。調べてないけど、調べているとそもそも書きたい夢想デバイスのところまで行きつかないので端折る。

匂いで自分の存在を示すといった情報伝達手段を持っている種もあるが、人間においてはあまり有用に使われていないと思うので置いておく。それに、今ここで扱いたい情報は複雑な文章のことであるので、匂いというのはちょっと…なんかでもそれもありかもしれないね。土の匂いから柑橘の香りに移ることで、雨上がりの畑を示すとか。詩的。…早速それた。

で、人間は、何千年だか前に手を使って情報を伝達・保存することが出来るようになった。大雑把に言えば紙と鉛筆ですね。近年、この媒体が電子信号でも保存されるようになり、それらをPCを使って表示することが出来るようになったので、最終的に私がこうして発信しているブログになったわけです。

ここで、人間が頭の中で考えたことを外部へと出力する手段については、口による音波の発生、手(には限らないが代表的なものとして)による文章への書き起こし、となる。口からの音波はそのままだと保存できないし、音を録音しても内容確認にほぼ実時間がかかるという点で情報発信手段には向かない。一方、手による出力は、鉛筆からキーボードへ進化して電子信号として発信できるようになったことで、各段の進歩を遂げたと思う。


さて、音声認識技術ってあるじゃないですか。あれは結構なブレイクスルーだと個人的には思うわけですよ。それまで、音波ではなく文字として、視覚から入力する媒体に記録する方法は、鉛筆でもキーボードでも(ほぼ)手を使うしかなかったんですから。「話すだけで活字になる!」すごくないですか?

テレビの字幕だって、例えばドラマには字幕が付いていた時代でも、ニュースには付いていなかったことがある。収録されている番組はあらかじめ字幕を付けることが出来るけど、生放送はその場で文字を打たなければいけないからです。高速タイピストがやっていることもあるようですが、今は音声認識でまかなっている部分もあるでしょう。

だけども、多分、音声認識ってみんなそんなに使ってない。少なくとも、普段字を書いたりキーボード叩いたりするよりは使ってない。何故か。音波は秘匿性がないからです。

字を書く、キーボードでモニタに文字を表示させる、とした場合の入力手段は視覚で、これは意識的にその部分を見ないと第三者には分からない。「指向性が高い」とでもいうのかな(ちょっと違う気がするけど他の言い回しを思い付かないのでこう書く)。一方、音波は「拡散性が高い」。声を出して話をしていると、聞くつもりもない・聞かせたくない人にまで無理矢理聞かせてしまうのです。嫌だよね。私もあんまり音声認識は使ってない。

というわけなので、音声認識における技術革新は、一部ではとても有効であったと思うが残念なことに、一般に広く普及し、使用される技術ではなかったと思うのである。


では、次なるブレイクスルーに何を望むか。それがブローカ認識!(ここから妄想)

いやね、考えたんですよ。冒頭で書きましたが、私は暇さえあれば頭の中で文章をこねくり回しているのです。ブログに何書こうかな、ということに留まらず、記憶に残ったこと(子供が何をした、とか)を日記に書くつもりの勢いで、頭の中で文章化している。妄想を展開させていることもありますが、それにしたってセリフとト書きのシナリオですよ。下手な小説。

ぼんやりしたイメージや映像は、脳波から抽出するのが難しいような気がするのですが、文章はどうなんだろうと。人間が系統だった思考をするには、言語が不可欠と言います。言語によって抽象的なものに形を与えることにより、想像し、抽象物同士を積み上げて思考を練ることが出来るのであると。だったら、はっきり文章化されたものが出力できたら、今度は「考えるだけで活字になる!」

言語野の一部であるブローカ野は、文章の作成・発声を司ると言います。脳波を感知することによりロボットを動かしたりだとか、何の絵を見たか知る、というような研究成果もあるようなので、きっと誰かがやっているんじゃないかなぁと思います。

で、さっき文章をブツブツ考えている自分を観察してみたら、声には出していないけど舌が動いてたんですよね。正にブローカ野。てことは、脳波を感知しなくても、喉・舌付近の筋肉の動きを電極で感知することによって、どう動いたら「あ」だとか、認識処理が出来るんじゃ?と今思い立った。

なんか脳波よりも行けそうだな。そんな感じしませんか?

PR
もくじ
[夢想デバイス:ブローカ認識]
指を切断しかけた話・3
  (2024/05/19)
妄想  (2016/10/09)
漫画媒体の夢
プロフィール
管理人:
ヘラ
Twitter:
自己紹介:
一言
お気軽にどうぞー。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
タグ
クリックすると、関連記事の一覧が表示されます。
ブログ内検索
Copyright © Eljudnir ~エルヴィドネル All Rights Reserved.
Material by tudu*uzu
忍者ブログ [PR]