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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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昔のホームページのデータを漁ったら出てきたので、再掲してみる。体験スカイダイビングをしたときの日記です。

その日の日記を丸ごと載せたので関係ないことも書いてあるけども、「免許ない」「怒った方が」とか言っているのは、この日の前日に引ったくりに遭い、カバン諸共財布・免許証などなど全部盗られたからですね。

現在の記憶だと「結局スカイダイビングの免許は取らなかった」という結論が見えているので、そこまでスゴイことじゃなかったように思ってましたが、当時の日記を読み直すと大層感動した模様(笑)。



’00年8月10日(木)  スカイダイビング!

こんにちは! 昨日の晩から掲示板も再開してしまったヘラです! なんか暗黒パワーは偉大ですね。悲しむより怒った方が事の進みは速いですよ絶対。うん。
 そして今日は、私は、体験ジャンプに行って来ました♪ 免許ないので急遽、母に運転手を頼み込む・・・。ありがとう母。私が体験ジャンプをすると言ったら弟もやりたいと言うので、一緒に行くことにしました。
 ジャンプは割りと手軽でしたね。スキューバダイビングよりも装備が簡単。今回は後ろにインストラクターさんがいるからではあるのですが、私は普段の格好(Tシャツにジーパン、スニーカー)に、インストラクターさんとくっつくためのハーネスを装着し、あとはゴーグルだけでした。それで10人乗り飛行機に乗って空へ! 私は助手席に乗せてもらえました♪ 20分かけて4000m上空へ。これがまた楽しかったです。操縦者さんは女性で、下に見える建物や遠くに見える山の名前を教えてもらいました。
 私は実は、飛行機に乗るのも初めてなんですよ(苦笑)。だから勿論、小さい飛行機に乗るのも初めて。滑走路を走り、ふと気付くと浮いていました。走っている延長で飛んでいるんです。小さな感動でした。ゆっくりと旋回しながら飛ぶ。ハッチは開けっぱなし。後ろ見たらちょっと怖かったです(笑)。始めは車がミニカーみたいでした。そのうち米粒になりました・・・まだ上がる。目線に雲が見えました。富士山もくっきり。その頃には、車はペン先になっていました。下を見ると地図がそのまま頭に出てきます。道、林、集落、工場。よく分かるもんですね。雲の影が下に映っていました。地平線は丸い。地上全てが見渡せるよう。少し雲が浮いていたので、首を回すと輪郭のボケた大きなお盆を見ているようでした。真上は真っ青。コバルトブルー。地上では雲が邪魔で薄い水色にしか見えなかったのに、雲の上から見た空は真っ青でした。下に雲。車なんて動いているのが分かるか分からないかくらいで、ほとんど見えません。それだけでもすごかったです。景色が良かった。
 そして4000m。まず、普通のジャンパーさんが飛びました。みなさん慣れたもんで、後ろ飛びや回転や色んな格好で落ちていきます。それから体験団。一度の飛行機に体験の人は3人でした。最初に弟。次に私。飛行機から最後に出たのは1人で来ていた方でした。
 私の番・・・ハッチのギリギリに寄る。手は胸の前で交差。目は必然的に下へ。雲が薄くかかっているのか、はっきりとは下が見えません。耳元でインストラクターさんが言う。「行くよ。Ready! Set!! Go!!!」。押し出されるように飛び出す! 事前に言われた通り首は後ろへ。体を反らせないと姿勢が安定しないのだそうです。飛び降りての数秒はさすがに恐怖。風が強い! 息が出来ない。ハーネスが食い込んで足が痛い。でも慣れるのも早かった。インストラクターさんに肩を叩かれ、手を組んだ状態から普通に横へ。ぐるぐると横回転。富士山もぐるぐる。下を見ても高過ぎて実感湧きません。とにかく強い風を受けているだけ。でも少しづつ、高度が下がっているのは分かりました。建物がさっきより大きく見える。地平線が下に見えていたのに目線の高さまであがる。富士山が遠くなる。口の中は風のせいでカラカラ。口を閉じても鼻から風が入ってくる。息は相変わらずしにくい。と、突然首根っこをつかまえて持ち上げられたような感覚がしました。気付くともう、パラシュートは開いている。・・・意外と開く時のショックって少ないものなのね。分かりませんでした。それからは手も足もブラブラ。落ちていきました。景色を見渡す。まだまだ高い所だと言う実感はないです・・・いや、高い所だとは思うけど、落ちていると言う実感がなかった。高度は1500m。あっという間に2500mも落ちてしまったのね・・・なんか勿体無い(笑)。時速200kmだったのだそうな。そういやすごい風だったもんな。ブラリブラリと空中散歩。ぐるぐるとまた回る・・・目が回るよっ。飛行場が視界に収まっている。車で移動した時は遠いなぁって思ったのに。月並みだが人間って小さいね。でも飛行機に乗った時は、人間ってすごいねって思ったけど。ぐんぐんと飛行場が近付く。あう、テントにぶつかるよ! でもぶつからない。近付いたと思ったらあっという間に滑空。あああ、と考える暇もなく地上は目の前へ。草の一本一本が見える。まだ私は飛んでいる。原っぱが後ろへ流れている。鳥はきっとこんな気分だ。「足ついてみようか」。ほい、と足を出したら、もう地面に着いてしまった。あ、しびれてる! ずっと足をブラブラさせた後に飛び降りるとじーんとするあれだ。「痛たたた」。立った。「おめでとう~」。インストラクターさんと握手。足はがくがくしている。でも顔はニヤける。髪の毛はぐちゃぐちゃ。・・・はー、気持ち良かった。
 ライセンスのスクール料は25万。パラシュートは4,50万。うぐ、高い。とんでもない。でももう一度、自分で飛びたいと思った。最後の滑空は最高。あのまま地面に激突するんならしてもいいや。どうせ死ぬんなら転落死だな。うん、決定。
 パラグライダーとハンググライダ-もやってみたいと思うのだが、スカイダイビングやった後では物足りないだろうか。でも魅力が違うから分からないよね。一式揃えるにはとても高価だから、もし本当に始めるんなら一番やりたいと思ったものをやりたいと思う。だから比べてみたいんだけど・・・。さて、体験を探すかな(笑)。
 とにかくだ! 気持ちいいことウケアイです。そりゃ最初は怖いけど、そんなのもののかずではありません。遊園地のアトラクション、もうどれ乗っても大丈夫な気がしてきました。バンジージャンプは嫌だけど・・・股関節が抜けそうなんだもん。
 と、いうふうに、スカイダイビングはあっという間に終わりました。9時に集合して11時には終了。私はその足で警察へ。免許ないと不便だからね。そうしたら、再交付になるので免許センターに行ってくださいとのこと。やることはさっさと終わらせようと思ったのですぐに行く。再交付、ものすごい人数が並んでました。そんなに沢山なくすのねぇ。列が20人くらい、待っているのは30人くらい。毎日こんだけの人間に再交付してたら、偽造免許証はいくつできるんだろうか。怖いのぉ。
 ということで、それではまた!

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もくじ
[【再掲】体験スカイダイビング]
指を切断しかけた話・4終
  (2024/05/18)
よしなしごと  (2016/11/22)
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