ボンバーマン RagnarokOnline

　それは去年のこと…。ホム持ちの我がケミが露店中にホム出しっぱなしにしてしまい、危うくホムを失いかけるという事件がありました。そのときはボンバーマンさんに助けていただき、事無きを得たのです。
　それから私のケミは、もし泣いているホムがいたら助けてあげられるようにとボンバーマンを目指したのです。余っていたスキルポイントは3。それをスフィアマインに注ぎ込み、雷管・血管を集めマインボトルを精製。いつ「その時」が来ても対応できるようにと…。

　そして今日。新商人ちゃんで露店してたら、ふと気付くと近所のホムが泣いているではありませんかー！？

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　それを見てまず「えぇぇどうしようどうしよう」と慌てふためく私。なんとなく、しばらく見守る。ちょっと目を離しただけであって、すぐ泣かなくなるかもしれないし？　ちょっと目を離しただけなのに、「泣いてますよ」とか言うとうるさいかもしれないし？
　しかし私が逡巡している今そのときに、正にホムの親密度は下がっていっているワケで、すでに親密度の余力がなかったら、今このすぐ後にホムが消えてしまうかもしれないわけで！　と、考えたらもう心臓がドキドキドキドキ。
　マインすると周囲のホムにもダメージ行くし、余計なお世話かもしれないし、目立ちたがり屋に思われるかもしれないし、私がやっと作ったマインボトル13ヶじゃ高LvホムだとHP削りきらないかもしれないし。とかとか、考え出すとキリはない。
　しばらく画面を見つめながらドキドキドキドキ。段々手も震え出す始末。通りすがりのプリさんが、「泣いてますよー」と言いながらブレスしたりするも、飼い主らしき人は反応せず。

　うむぅ…し、仕方ないか。やってみるか！　と初出動の決意を固め、ケミでログイン。そしてまず、マインの練習…。
　だって考えてみたら、マインボトル使ったことないんだよ！　ボンバーマン目指したときに勉強はしたけど、教科書の知識であって経験はないんだよ実は！
　というわけで、13ヶしかないマインボトル、まずは一個人気のない場所で使ってみる。…おぉ、マインスフィアだ。で、殴る。キョウカショに寄ると、殴った方向へ何マスか移動して爆発するはず。…ウン、7マス移動。確認。

　そしてやっとこさ、プロンテラへ出動。現場についてもまだホムは泣いている…。ふぅー手が震える。
　オープン、及びウィスで「ホム泣いてますよー」と声をかけるも、反応なし。で、まだ泣いているので腹をくくった。
　オープンにて「マインしますのでスイマセン」と断ってから、7マス数える。で、マイン1発目。上手いこと命中！したが、ホムは死なず。だろうね、私のマインLv3だもん…。めげずに2発目。そして命中、ホムがボフンとお亡くなりに！
　あぁあー良かった、良かったよ！　Lvの高いコじゃなくて良かったァーーー。ドキドキガクガクしながら、終了報告を飼い主さんにウィス。したら、一人「お見事です～」と声をかけてくださりました…あぁあー報われる。

　とにもかくにも、ホムがいなくなる現場を見る羽目にならないで良かった。ホントーに良かった。
　でもマインのLv上げなきゃな（笑）。