不合理です 育児

　またのタイトルを「おっぱいの不思議」。おっぱいの話なので、なんとなく格納（笑）。

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　おっぱいって赤ちゃんが吸うから出てくる「完全ストロー式」なのかと思っていたら、どうもおっぱい側からも圧力？がかかって出てくる「ブリックパックの角じゃなくて真ん中を握っちゃったよ式」らしいことに、子供を産んでから気付いた。
　最初に赤ちゃんがチュッチュすると、その刺激を受けてピューーーと出てくるんですね。まぁそれも、おっぱいが溜まってて張ってるときの方が良く出てきます。吸い尽くされてしぼんでるときは出てきません。だから、チュッチュしてから赤ちゃんの気が変わって口を離されると、赤ちゃんの顔にピューーー　シパパパパと放射されて、赤ちゃんの「なに、なに！？」みたいな表情を見られます。あるいは、床に撒き散らされて、牛乳こぼしたみたいになります。
　そういうのがちゃんと本能で分かっているみたいで、赤ちゃんのおっぱいの吸い方って、最初に「チュッチュッチュッ」と短く吸ってから「チューチューチュー」と一回づつが長い吸い方に変わるんですよ。うん、これは合理的。よく出来てる。

　しかしだ。問題は、この「刺激を受けたら勝手に出てくる」が、刺激を受けた側のおっぱいだけじゃなくて「両方出てくる」から、それはもう不合理！

　おっぱいって左右二つあるじゃないですか。人間が犬猫みたいに、一度にたくさん子供を産む種族なら、まぁ刺激を受けてない方も勝手に出てくるのもアリかとは思います。でも、双子の方が珍しいでしょ。それは人間になる以前、猿だって大体一匹づつ産みますよね。そんな時代から「おっぱい吸われるのは一度に片方」のはずなのに、どうして両方から一気にピューーーしてしまうのか、ものすっっごく不思議なのです。
　これがおっぱい余っててたくさん出るんならいいです。が、両方のおっぱい飲みきっててもう出てこないのに、それでもきたろう君が「もっとおっぱい、おっぱい！」ってジタジタしてるのを見ると、「さっき片側からピューーーしなかったら、きたろう君をお腹いっぱいにしてあげられたかもしれないのに…！」って思ってこの不合理がとても許せません。おっぱい勿体無い。ホントなんでこんな仕組みになってんだ？

　この話を妹にしたところ。搾乳機って普通、片方のおっぱいに当てて搾るんですけど、搾る部分を二つつけて両方一気に搾れるようなのを作ったら？と言われました。なるほど…いや自作できるモノじゃないんですけど。でも、あったら面白いかも。
　だって母乳があまり出なくて困ってる人は、本当に勿体無いと思ってると思うよ？　それともあまり出ない人は、ピューーーとかしないのかしら。どうなのかしら。

　人体ってよく出来てるようで、よく出来てないところも残ってて、不思議。