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Eljudnir ~エルヴィドネル

徒然なるままに、日暮らし、PCに向かひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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 蘇った半人造人間が悪のロボット軍団と闘う、2004年公開の日本映画。宇多田ヒカルが主題歌を歌ったことで有名(だと思う)。

 何故かDVDを借りてきてあり、土曜日に洗濯を干していたら我が家で唐突に上映が始まった。最初は見る気もなかったのだが、そこは私の常でチラ見しているうちにどうしても気になり出した。結局、洗濯を放って座り込んでしまった次第。
 部分的に意味不明だったところはあるが、まぁ面白かった。ストーリーは暗いが嫌いじゃない。話の流れが飛んで見えたり、端折って感じるところが多いが、映画の2時間制約を考えるとこんなものだろう。
 ストーリーはおいておいても、CGで作られる世界風景やロボット軍団は圧巻!

 ところで、映画ってどこのカテゴリが一番近いだろう…。

 以下、ネタばれ。

 映像はとても良かった。暗い感じ、荒廃した未来世界の様子、古びた敵国の街、色々とすごい。
 変な機械雷と新造細胞が活性化したとき(?)のバチバチした放電を、曼荼羅のような紋様を散らせることで表現したのは、私の中ではとても画期的だった。あのアイデアは出ない。
 ロボ軍団も、すごくロボロボしくて好き。格好良い。見せ方が上手いと思う。実写(っぽい)ロボ映像と、アニメCGを交互に出すのも面白い。この辺は本当、格好良かった。さすが、映像が良いと評判のある監督なだけはある。
 アクションが、ちょっと視点変えすぎててガチャガチャした印象あったけど、基本格好良い。キャシャーンが目覚めたときの、ロボット薙ぎ倒しはかなり見惚れた。

 一方、ストーリーは、時間枠の中に収めることの限界を感じた。途中、はっきり言って意味が分からない。
 最後まで見ても、機械雷の謎、腕に紋様のある人たちの意味、キャシャーンとは何者か、ロボ軍団があそこにあった理由、ルナの病気、などが明かされていないように思う。
 鉄也がキャシャーンとして目覚めるまでをえらい丁寧に描いていた分、新造人間の真実については「それで終わり?」っていうくらい一言で終わらせてた。悪役が自分の悪事をバラすときみたく、一方的に話してお終い。結構衝撃的事実だったんで、もったいなかった。

 やはりミッチーはいいね! 及川光博の端整な顔で、芝居がかった小悪党やらせると逸品です。死んだときに白目剥いてたのもステキ♪ あと、人を馬鹿にしたような笑い方とか。
 宮迫の背虫男も見モノだった。話すことの出来ない、あの微妙な表情がすごい。宮迫って器用だと思う。

 総じて、面白かった。見る価値はあると思う。
 DVD買うのは、ちょっとためらわれる。何度見ても、分からない部分は分からなさそうだから(笑)。
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